恋の相手は小指サイズの俺様王子!?
あたしが立ちあがると、みんなもつられて立ち上がった。


その身長は、あたしよりもずいぶんと大きい。


「月奈……」


「なに? 美影」


いつも見下ろしていた美影を見上げるあたし。


なんだか、すごく変な気分。


でも、すごくうれしい。


次の瞬間、あたしは美影の腕の中にいた。
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