俺様社長の言いなりです
BARを出てからは急いでマンションに帰ろうと、いそいそと前だけを見て歩いていた。



ちょうど駅前のロータリー近くを通りかかった時、車道からクラクションの音が聞こえた。



あまりにも大きな音で、パッと車に目をやると



「……小春」



私の会いたかった人__芹沢社長が車を降りて近づいてきた。
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