俺様社長の言いなりです
そして今__



「なっ……なにするんですか」



「うるさいその口を塞ぐぞ」



二人の間には‘‘新婚”という言葉がピッタリの甘い会話が繰り広げられていた。






……なんてことはなく



「もう食べきれませんって」



「いいから食え」



社長によって口いっぱいにサンドイッチを放り込まれていた。



そもそもこうなったのは遡ること数十分前。



ホテルのスイートに入った私たちは室内の椅子に座った。



そしてすぐにルームサービスを次々と頼んでいった社長。



頼んだ量が半端ではなくて、社長の食欲に感心しているとまさかの



「お前が食べろ」



この社長の一言。
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