人見知りのキリスト
俺が夢想に耽っている間に、ちびっ子澄人はかまくらから消えていた。


無事、28年前のクリスマス・イブに帰っていったようだ。


俺はあいつの将来の姿を確かめようと、急いで洗面所に走ると、自分の姿を鏡に映してみた。
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