ラヴコリーダ
その声に視線を向けると、
「――部長…」

部長だった。

「部長もここ使うんですか?

じゃあ、わたし、別のところを探します」

袋を持って椅子から立ちあがろうとしたわたしに、
「逃げる、の間違いじゃないのか?」

部長がわたしの前に歩み寄った。

「に…逃げるって、あの…」

戸惑っているわたしに、
「何故、俺を避けている?」

部長が質問をぶつけてきた。

「さ、避け…」

バレてる!

「この間の飲み会の後の出来事は俺も悪かったと思っている。

悪かったから謝った。

なのに、何故避けている?」
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