君との距離、2歩分。
机に顔を埋めるようにして、うなだれるオレ。
こんなことしてる間に小夏が他の男に言い寄られてないか心配なくせに…
こんなこと考えて卒業証書ぐちゃぐちゃにしたくせに…な。
「………七世…キモ。」
「うるせぇ!アイツ相手にすると自然にキモくなんだよ!」
「もー…告ってみろってーフラれたら200円あげるからー」
「…安っ!上手くいったらオレが200円払うの?」
「そう。そっちのが楽しいんじゃね?」
……別にいいけどね。
でも、陽大がオレを勇気付けようとしてこうしてくれてんのは、めちゃくちゃ分かる。
何だかんだいっても、陽大はやっぱりいい奴なんだ。
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