君との距離、２歩分。

その時、オレの携帯が鳴った。


待受画面には『新着メール１件』と表示されている。

受信ボックスを開けると、そこには―…小夏の名前が。


保護…とまでにはいかないけど頬は確実に緩んでしまう。


…少し変態入ってきたかも…


そう思いながらも、メールボックスを開ける指が早くなる。



『卒業おめでとー♪
七世ママが今日は
お祝いだってさw(ﾟoﾟ)w』


……可愛い////…


多分、今はオレの家にいることがメールの内容から読み取れる。


…小夏がいるうちにダッシュで帰ろ…


そうぽつりと決心して、オレはメールを返した。



『まじで？
寿司か松坂牛が希望って
ババアに言っといて』


…こんなもんだろ。




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