彼は、魔法使い
「見る気もなければ、切ってもらおうとも思いませんから」


それに、、、


「直樹さんも彼も、あたしのことを1番わかってるスタイリストだと、思いません」


あたしのことを1番わかってるのは、あたしだ。


直樹さんは、鼻で笑う。


「なら、会って見てぇな。お前のことを1番わかってる"スタイリスト"に」


こいつ、またバカにしてる。


「その時は、そのスタイリストのことを"俺が"糞スタイリストだって、教えてやるよ」


、、、糞って!


ホント、この人は、、、


もう、なんなのよ!!!!!!!!


それだけ言うと、スタッフルームを出て行った。


これって、言い逃げって奴じゃない?

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