彼は、魔法使い
『"俺が"糞スタイリストだって教えてやるよ』


「Dolls」での、直樹さんのやり取りを思い出す。


誰が、糞スタイリストよ!!


思い出しただけでも、ムカムカしてきた。


「口だけ、かもよ?」


見たこともないくせに、デタラメなことを言うし。


「芹香がそんなことを言うの、珍しいな。そんなに、腕が良いんだ」


來都は、人の話を聞いていたのだろうか?


あたしは「口だけの男」と、言ったつもりだったんだけど、、、


「來都はなんで、そんなにあの人のことかってんの」

「手」


は?


「手が何よ」

「俺や伊織と、同じ手をしてた」


來都は、自分の手を見ながら言う。

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