彼は、魔法使い
自分が嫌いな、魔法使い
その後、あたしは「今」の流行などを全てチェックし、頭の中に叩き込んだ。


「、、、寝ちゃったんだ」


朝、広げられたままの雑誌の上で目を覚ます。


そして軽くシャワーを浴び、昨日とは全く違うメイクを施す。


「今」と言う、流行のメイクを、、、


それに、自分なりのアレンジを加え、ヘアアレンジをし、昨日とは違うあたしの完成。


服装も、昨日とはガラリと変え、カジュアルなモノにする。


これが、、、周りが望む、あたし。


スタイリストだからと言って、好きな格好ばかりしていられない。


周りが憧れるような、そんな人じゃなきゃ、、、


じゃなきゃ、あたしは、、、ただの人になってしまう。

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