彼は、魔法使い
「じゃあな、芹香。ちゃんと勉強して、出直して来い」


そう言い、お父さんは会場を後にした。


本当、厳しい人なんだから、、、


一生掛かっても、お父さんには追いつけない気がする。


まぁ、諦めないけど、、、


「仁科弘美さん、か」

「うわぁ!」


急に現れた、直樹さんに驚く。


「急に現れないで下さいよ!!」

「お前が中々、戻ってこないからだろ」


久々にお父さんと会ったんだから、話すことだってある。


「てか、直樹さん。お父さんのこと、知ってるんですか?」

「この業界は、狭いからな。「凄い、スタイリスト」って、噂くらいわな」

「あの人は、、、仁科弘美は、あたし達兄弟の原点で、ゴールです」


そのゴールに、伊織や來都、、、


他の人より、先にあたしがたどり着いてみせる。

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