彼は、魔法使い
空港からタクシーを拾い、マンションの住所を伝える。


ホント、6年も日本を離れていたのに、何も変わらないな。


窓から見える風景に、懐かしくなる。


マンションに着き、タクシーを降りる。


あ、近くにコンビニがある。


そう言えば、昨日の夜だっけ?


あれ、朝だっけ?


時差ボケでよくわからないが、10時間以上は何も口にしていない。


適当に、何か食べ物でも、、、


そう思い、コンビニ向かって歩き出す。


いや、歩き出そうとした。


なのに、、、


__グイッ__


誰かに腕を掴まれた。

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