彼は、魔法使い
「あたしだって、普通の女の子です」

「何処が普通だよ。人の部屋に勝手に上がり込んできたくせに」


、、、上がり込んだって!


ちゃんと、断りは入れました。


それに直樹さんの言い方だと、あたしは不法侵入者みたいじゃん。


「昨日は、緊急事態じゃなかったですか」


鍵を忘れて、あたしは野宿までするかと悩んだんだから!


「で、芹香ちゃんは直樹さんの家に泊まったの?」


瑞穂さんの言葉に、鍵をお店に忘れたことを説明する。


「それで、直樹さんとなんか合った?」


心から楽しそうな表情をし、志麻さんがあたしに尋ねる。

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