絶対に好きじゃない!!!!!!!!〜大っ嫌いなアイツ〜
「ねー俊哉…萌ちゃん借りるよ、残りの仕事やっておいて♪」

奏多はそう言い残してアイツの手を強引に引き走り去っていく

「お、おい!ちょっと待て…」

と言う頃には2人はもういない…

「ったく…強引だな…」

小さく呟き残りの仕事をやりに生徒会室へ向う

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「結局、俺がやるハメになった…」

机の上の大量の資料たちにため息が出そうになる

まぁ、いいや仕方ないな
やる気を出すためにカバンからケータイをとり音楽をかける

この間アイツ、佐々木が聴いていた曲だ

この曲は昔からの思い出の曲だ
昔、俺の1番最愛の人が好きだった曲だからな
なぁ、桜…オマエは今何処にいるのか?
ちゃんと幸せに暮らしているのか?

俺はオマエを手放したコトに後悔している…
一目でいいから、オマエに会いたいーーーーーーーーーーーーーーーーーー


しばらくすると、奏多と話しに行っていたアイツが帰ってきた

「遅かったじゃねーか、どこほっつき歩いてきたんだ?」

俺は口調は優しく黒い笑みを浮かべながら問いかける

「本条くんとサボって休憩していました。ごめんなさい」

素直に謝るアイツ、やっぱり少し変だ…

最近アイツのコトなぜか憎めない…どうしたんだろうな…


俺はまだこの気持ちがなんなのかは知らずにただ、昔のコトを振り返ってばかりだったーーーーーーーーーーーーーーー
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