あなたが作るおいしいごはん【完】

ー『………君と先生の仲をとことん
壊してあげるしかなさそうだね。』ー

ー『…先生の地位も名誉も信頼も
あっと言う間に砕け散る…。』ー

ー『…君の所為で
先生は何もかも失うし
君を確実に見捨てる。
君だって、先生に見捨てられて失い
世間に恥を晒して生きてゆく…。』ー

ー『…君が悪いんじゃないか!!
こうなったら、そんな生意気な口は
俺が聞けなくしてやる!!』ー


もう平気だったはずなのに

病院では彼の前でも

落ち着いていられたはずなのに

どうして、今になって

昨日のあの時に

薮嶋恭平から浴びせられた言葉が

頭の中で再びこだまして

あの時の光景が

再びよみがってきてしまったんだろう。

…これが…もしかして

いわゆる…フラッシュバックなの?

強く掴まれた両肩。

破かれたブラウス。

無理やりキスされそうになった

恐怖の数分間。


どうして今になって

私はこんなに体が

『怖かった』と反応して

震えているんだろう……。
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