LOVEFATE~理由~
◇
「はじめまして」
その男の人は切れ長の目で、
どことなく冷たい雰囲気だった
いつものように、
俊ちゃんの部屋のドアを簡単なノックをした後開けると、
目に飛び込んで来たのは俊ちゃんだけじゃなかった
知らない人が居て、
自転車を飛ばして来た為に乱れた髪の毛を、
慌てて手で整えた
「紹介する、こいつは俺と同じクラスの、
倉木充(クラキミツル)。
で、こっちは蘭子の妹の英梨」
俊ちゃんは戸惑う私に、
そう紹介してくれる
二人は部屋の真ん中で座り込み、
テレビを観ながらくつろいでいたみたい
真ん中のテーブルには、
参考書やノートが広げて置いてあるけど、
広げているだけって感じ
一応、シャーペンはペンケースから出してはいるが、
ノートに乗っているだけ