LOVEFATE~理由~
◇
ボクサーパンツ姿の倉木さんは一息つくかのように、
再び煙草を吸っていた
私は床に寝転んだまま、
その姿を見ていた
「――初めからそのつもりで、
私を部屋に呼んだんですか?」
声が涙で、掠れてしまう
いや、泣き叫び過ぎて、喉が潰れたのかもしれない
「そう。
俊太が本当に英梨ちゃんを好きな事を、知ってたから。
どうせ、蘭子と付き合っていたとしても、
蘭子の事は本気では無かったと思う」
「それなら、なんで…」
「だって、ムカつくだろ?
俊太や蘭子がお互い遊びで付き合ってたとしても。
俊太は裏で蘭子と付き合いながら俺を応援してたんだよ。
ヤる事、ヤりながら」
倉木さんの声は落ち着いているけど、
彼がそうとう俊ちゃんに腹が立っている事が伝わって来る
「だから、俊太が大事にしている英梨ちゃんを、
滅茶苦茶にしてやろうって」