LOVEFATE~理由~



雨で濡れ鼠のようになった私は電車には乗れず、

1駅あるその距離を歩いた



段々と家が近付いて来ると、

そのまま通り過ぎようかと思って来る



家に帰って、

私は何事も無かったように普通に生活するしかない



そうしたら、
俊ちゃんと顔を合わせる



どうすれば、いいのだろう?



倉木さんとの事を、
内緒にするしか出来ない




言えるわけない




ただ、私が言わなくても、

倉木さんが俊ちゃんに言ったら――




どうしよう?




知られたら、嫌われる




嫌だと抵抗したが、

最初は私だって倉木さんを受け入れた



いや、ずっと抵抗していたのだとしても、

俊ちゃんには知られたくない




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