LOVEFATE~理由~

「――昔から、俊ちゃんは蘭子ちゃんの事を好きじゃないんだよ。
昔から私の事が好きなのに。

なのに、なんで」



「いや、悪い。

俺は勝手にそう思ってただけで。
ほら、俊太と蘭子が凄く仲良いからそう見えて」



「蘭子ちゃんは俊ちゃんと仲良くても、亮ちゃんがずっと大好きだった。

亮ちゃんは、蘭子ちゃんをちゃんと信じてあげられているのに、
私は俊ちゃんを信じられなくて。

付き合ってるのに、
私最低で」



なんで、俊ちゃんを信じなかったのだろう



今さらどれだけ後悔しても、

遅いのに――…




俊ちゃんを信じ無かったから、

バチが当たって倉木さんと――…





私の嗚咽は、

雨が傘に当たる音で掻き消されている



私の存在自体も、

消してくれたらいいのに




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