LOVEFATE~理由~
「蘭子ちゃん、亮ちゃんとはどう?」
いつ迄経っても蘭子ちゃんの表情が重いから、
こんな時は亮ちゃんの話題にかぎる
案の定、蘭子ちゃんはパアと表情を明るくしたけど
すぐに、表情が暗くなってしまった
あれ?
「亮ちゃん…。
昨日夕方のメールで、
仕事終わって家に帰って来たら連絡するって言ってたのに。
なのに、あまりにもずっと連絡ないから、
私から電話したら出ないの」
その蘭子ちゃんの言葉に、
私はヒヤヒヤとしてしまう
「そういえば夕べ、
兄貴帰って来たの遅かったっけ。
夜中の1時くらいだったか?」
「そうなの!
私の所に折り返し連絡来たのがそれくらいで…。
亮ちゃん残業だったって言ってたけど、そんな時間迄なんておかしい。
それに、私からの着信あったの知った時点で、
電話は出来なくてもメールくらい出来るでしょ?」
「けど、兄貴ってそんなマメなタイプじゃないから、
仕事中に女にメールしたりしないんだよ。
それか、上司とかに誘われて飲みにでも行ってたんだよ。
その事をいちいち説明するのが面倒だから、蘭子にはそれを仕事だって言って」