LOVEFATE~理由~
脱いでいたブーツを履き終える頃
「英梨、待って!!」
蘭子ちゃんはもう一度、
私に声を掛け追い掛けて来た
「蘭子ちゃん、ごめん。
嫌な事しか言えなくて。
本当に、私に構わないで」
私は蘭子ちゃんに背を向けたまま、
玄関のドアノブに手をかけた
「あの後、倉木君から全て聞いたわ」
その言葉に、思わず振り返ってしまう
「あの時のお腹の子は、俊太の子供じゃなかったのね」
倉木さん、本当に蘭子ちゃんに話したんだ
「私、酷いでしょ?
浮気して子供が出来て。
俊ちゃんが怒るのも無理ないのに…。
なのに、私のお腹の子を流産させた俊ちゃんばかり悪者にして」
「英梨…」