LOVEFATE~理由~
「いつ手術?
英梨ちゃんはまだそんなに急いで書かなくてもいいか」
「手術は、4日後の予定です。
ただ、明後日迄にもう一度産婦人科に電話して、
正式に予約して欲しいみたいです」
私を診てくれた産婦人科の女医さんに、
もう一度どうするか考えてから手術の予約の電話をして欲しいと言われた
それは特別私に対して言った訳ではなく、
中絶希望者にそう告げる病院の方針みたい
「そうなんだ」
「けど、今書きます。
ハンコ忘れたから、
後で押しておきます。
ボールペン借りますね」
早く書かないと、迷いそうで怖い
私は用紙を引き寄せ、
そこに住所を書き込んで行く
だけど、自分の名前を書こうとした辺りから、
段々と手が動かなくなってしまう
なんとか成瀬と書いた所で、
全く手が動かない
なのに、手に力が入り、
ボールペンを強く握り締めてしまう
英梨ちゃんはまだそんなに急いで書かなくてもいいか」
「手術は、4日後の予定です。
ただ、明後日迄にもう一度産婦人科に電話して、
正式に予約して欲しいみたいです」
私を診てくれた産婦人科の女医さんに、
もう一度どうするか考えてから手術の予約の電話をして欲しいと言われた
それは特別私に対して言った訳ではなく、
中絶希望者にそう告げる病院の方針みたい
「そうなんだ」
「けど、今書きます。
ハンコ忘れたから、
後で押しておきます。
ボールペン借りますね」
早く書かないと、迷いそうで怖い
私は用紙を引き寄せ、
そこに住所を書き込んで行く
だけど、自分の名前を書こうとした辺りから、
段々と手が動かなくなってしまう
なんとか成瀬と書いた所で、
全く手が動かない
なのに、手に力が入り、
ボールペンを強く握り締めてしまう