LOVEFATE~理由~
「で、そん時出来た子なわけ?」
チラリ、と俊ちゃんの視線が私の腹部に向けられた
それが少し怖くて、
思わず守るようにお腹に手を回してしまう
「ああ。
俺、そん時避妊しなきゃとか頭に無くて」
「倉木、お前じゃなくて、
英梨に訊いてんだよ」
俊ちゃんはその目を、
私だけに向けた
「――うん。
その時に出来た子供みたい」
「けど、それって俺の子だって可能性だってあるだろ?
なんで、倉木の子だってそうやって決めつけんだよ。
同時期なら、俺か倉木か分からないだろ?」
「それは…」
俊ちゃんは、すがるように私に問い掛けて来る
俊ちゃんが、何を求めているのか分かった
私のお腹の子が、
自分の子供であって欲しいと
彼女が浮気した以上に、
彼女のお腹に他の男の子供が居る事を、
受け入れられないのだろう