LOVEFATE~理由~

「俺、俊太と蘭子が付き合ってたの最近蘭子の友達から聞いて知って。
俊太に裏切られてたみたいでムカついて。

それなのに、俊太はそれを知らず英梨ちゃんと付き合い始めて浮かれてて…。
本当に許せなくて」



「――それは、倉木に悪いと思ってる」



俊ちゃんはその事には言い訳せず、

倉木さんに申し訳なさそうに目線を下に向けた




「だから、俺の部屋に英梨ちゃんを呼び出して。

嫌がる英梨ちゃんを力で押さえ付けて無理矢――」



「違うの!
私だって、一瞬は倉木さんとそうなっても構わないって思った。

だから、倉木さんだけが悪くない」



「いや、あの時英梨ちゃんは、俺から逃げようとしてたんだから、だから」




「二人で庇い合って、一体なに?」


その言葉の冷たい温度に、
私と倉木さんは口を閉ざしてしまう



俊ちゃんは、
そんな私と倉木さんをジッと見ていた


その目は、今俊ちゃんが何を思っているのかが読み取れない



怒っているわけでも、
悲しんでいるようにも見えない





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