LOVEFATE~理由~
「本当は、嘘なんだろ?
倉木とグルになって俺を騙してんだろ?
本当は、妊娠どころか、英梨は倉木と何もなくて」
「――ごめんなさい」
そうであれば、
どれだけいいか
「なぁ、嘘だろ?
嘘だとしても怒らないから本当の事言ってくれよ!」
俊ちゃんは目の前の私の両肩を掴み、
私の体を激しく揺する
せきを切ったように、
俊ちゃんの目から涙が溢れ出して来る
「なぁ、英梨…」
頬を滑り落ち、その涙の粒は床に落ちた
私の膝にも、それが当たる
「俊ちゃん、私は本当に倉木さんと一度そうなった。
そして、倉木さんの子供を妊娠してるし、
私はその子を産むの…」
ごめんなさい、と続けたその声は掠れて消えてしまいそうだった