LOVEFATE~理由~

「――俺、やっぱ信じらんないんだけど。

倉木が言ってる事も、
英梨が言ってる事も」


向かい合い、
私に向けているその目が赤くなっていて、

俊ちゃんが泣いているのだと気付いた



ボロボロと涙を流しているわけじゃないが、

心は泣き叫びズタズタに傷付いているのがその目に映し出されている






「俺が知ってる倉木や英梨は、
そんな事する奴じゃない…。

俺、今もそれは信じてる」




俊ちゃんの言うように、
倉木さんは本当にいい人でそんな事をするような人じゃないのだと思う


俊ちゃんの事だって、倉木さんは本当に大切な友達だと思っていた




私だって、俊ちゃんに対する気持ちは揺るぎなくて、

本来ならば絶対に俊ちゃんを裏切らない




けど、それなのに私も倉木さんも、
俊ちゃんを裏切り傷付けてしまった



私達は俊ちゃんを信じられずに、
誤解をして




俊ちゃんはそんな私達を、
今だって信じてくれているのに――



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