LOVEFATE~理由~
「俊ちゃん、別れて」
「英梨?」
いざとなったら、
別れを切り出す事が出来るのか不安だったけど
いざとなったら、あっさりと口から出て来た
「――俺は別れない。
とにかくもう、英梨も帰れよ」
「私はちゃんと俊ちゃんが分かってくれる迄、帰れないよ」
今、ちゃんと別れて、
私と俊ちゃんは別々の道を歩み出さないと
何度も俊ちゃんを傷付けたくないから、
この場だけでもう別れ話を終わらせたい
「俺は絶対に別れないから。
子供が産まれたって、
英梨から離れない…」
「俊ちゃん…」
「英梨が帰らないなら、
俺が出て行く。
もう聞きたくない。
とにかく、俺の気持ちは変わらないから」
俊ちゃんは立ち上がり、
私もとっさに“待って”と俊ちゃんのお腹辺りを両手で抱えるように掴んでしまう
「離せよ」
私の体は簡単に、
そんな俊ちゃんに振り払われてしまう
床に腕をつき軽く倒れ込むような形になり、
見上げた視線の先には、
私を見下ろす俊ちゃん