LOVEFATE~理由~
「亮ちゃん、あの時なんて言ったの?」
「あの時って?」
「ほら、あの日、泣いてる私を抱き締めてくれて。
で、亮ちゃん“俺は、英梨の事は妹なんかじゃなくて、
それよりももっと大切な…”って言ってくれたけど。
雨で、その後聞き取れなくて」
「あー、思い出した。
もう恥ずかしいから、それはいいだろ」
本当に照れているのか、
鼻を指で擦っている
「あの時、本当に亮ちゃんと会えて良かった…。
私一人だったら、あんなずぶ濡れのまま家にも帰りづらくて。
そうじゃなくても帰りたくなくて。
どうしたのだろう…」