LOVEFATE~理由~




「じゃあ、英梨の今住んでるマンション、

Y駅の方でいいんだよな?」




「うん。また近付いたらちゃんと説明する。

それにしても、このランクル懐かしいな」


私は亮ちゃんの運転するランクルの助手席に乗り込み、

確かめるように窓枠に触る





「昔、英梨も一回乗せたな」



「うん…」



3年前に一度、私はこの車に乗った




それは、倉木さんと関係を持ち、
雨の中泣きながら歩いて帰って来たあの日




偶然、仕事帰りの亮ちゃんと会って、

私は亮ちゃんに倉木さんとの事を打ち明けた




亮ちゃんは、そんな私を抱き締め――…




“――俺は、英梨の事は妹なんかじゃなくて、

それよりももっと大切な――”





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