LOVEFATE~理由~

「俺、あの日、俊太が英梨の腹を泣きながら蹴ってるのを見る迄、
あいつがどれだけ英梨の事を好きか知らなかった。

英梨と俊太が付き合い出したのを蘭子から聞いた時だって、
俊太が英梨を好きって気持ちに驚いたし、信じられなかった。

悪いけど、それ迄、俊太は本当は蘭子を…って思ってた」




「うん。私も同じようなものだよ…。
告白される迄、俊ちゃんが私を好きだなんて全然分からなかったし。

俊ちゃんと付き合ってからも、
俊ちゃんの思いに全然気付けて無かった」




俊ちゃんと蘭子ちゃんとの事で誤解がとけ、

私はやっと俊ちゃんがどれだけ私を好きか分かった気になっていたけど



俊ちゃんの私に対する気持ちは、
それ以上に深いものだった


あの日、全てを話したら俊ちゃんが傷付く事くらい分かっていたけど



あんなにもなんて、思わなかった






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