LOVEFATE~理由~
「――俺が英梨のお腹を蹴って、流産させました」
「俊太、お前はっ!」
怒鳴り、俊ちゃんに掴みかかりそうなおじさんを、
「あなた、まだ話が終わってないから!
お願い、落ち着いて!」
二人の真ん中に居るおばさんが止めていた
「俊太君、何をしたのか分かっているのか?
英梨を妊娠させて、
それに困ったからなのか?
そんな卑劣な事を…」
「――すみません」
俊ちゃんを責めるお父さんに、
俊ちゃんは消え入りそうな声で謝罪を口にし、
俯いている
「俺は俊太君だから英梨と付き合う事に反対もしなかった!
むしろ、それを喜んでいた。
昔から俊太君は、とても優しい子だと知っているから。
なのに、何故、そんな…」
お父さんは俊ちゃんに失望し、
とても悲しんでいる
声が震えていて、
それは怒りだけじゃないと思う
泣いている