LOVEFATE~理由~

「私の方が、うんと俊ちゃんの事を、今だって大好きだよ。

だけど、私は俊ちゃんを許せないの!
私はお腹の子供を俊ちゃんに殺された」



だから、私はこの人と幸せになる事は、

絶対にしてはいけない



かと言って、
他の誰かともそんな風に思えない




守ってあげられなかったあの子に対して、

私はそうやって償って行く



幸せになったら、
あの子の事を忘れてしまいそうだから





「俺が幸せになれないのはいいよ。
それは、当然だと思う。

だけど、英梨が苦しみ続けているのは俺耐えられない。
英梨は悪くない。
英梨だけは、幸せになって」



「今さらそんな事言うなら、
なんであの時、産ませてくれなかったのよ!」


目の前が涙で滲んで、

俊ちゃんが今どんな表情をしているのかが分からない



ただ何も言えないのか、
口を開く事はない



掴まれていた俊ちゃんの手も、

簡単に振りほどけてしまった




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