LOVEFATE~理由~
◇
夕食を終えて遅くならないうちに家から出ると、
少し離れた壁に凭れるように俊ちゃんが立っていた
「――偶然、って言うには、無理があるよな?
蘭子には、偶然を装って英梨に会えばいいって言われてたけど」
「――うん」
食事中もそうだけど、
蘭子ちゃんは時々スマホを触っていた
蘭子ちゃんがそうやってLINEでやり取りしていた相手は、
俊ちゃんだったんだ…
そして、蘭子ちゃんが今日、
私に帰って欲しそうにしていた理由は、これか…
「昨日、蘭子から電話が掛かって来て。
もう一回英梨とちゃんと話せって。
その気があるなら、英梨をこの家に呼び出すからって」
「蘭子ちゃん、けっこうお節介だよね」
「けど、俺ももう一度英梨とちゃんと話したかったから、
ありがたかったけど」
「――私もだよ。
俊ちゃんに訊きたい事があったから」
3年前、私が流産する事になった真実を、
俊ちゃんから知りたい