LOVEFATE~理由~



夕食を終えて遅くならないうちに家から出ると、

少し離れた壁に凭れるように俊ちゃんが立っていた




「――偶然、って言うには、無理があるよな?

蘭子には、偶然を装って英梨に会えばいいって言われてたけど」



「――うん」



食事中もそうだけど、
蘭子ちゃんは時々スマホを触っていた



蘭子ちゃんがそうやってLINEでやり取りしていた相手は、

俊ちゃんだったんだ…




そして、蘭子ちゃんが今日、
私に帰って欲しそうにしていた理由は、これか…






「昨日、蘭子から電話が掛かって来て。
もう一回英梨とちゃんと話せって。

その気があるなら、英梨をこの家に呼び出すからって」



「蘭子ちゃん、けっこうお節介だよね」



「けど、俺ももう一度英梨とちゃんと話したかったから、
ありがたかったけど」



「――私もだよ。

俊ちゃんに訊きたい事があったから」




3年前、私が流産する事になった真実を、

俊ちゃんから知りたい




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