LOVEFATE~理由~


「俺に訊きたい事って何?」


気になっていたのか、
俊ちゃんは早速その話題を出して来た




「――この前、亮ちゃんが…。

3年前、私のお腹を強く蹴って、流産させたのは俊ちゃんじゃなくて自分だって言ってた…。

本当…なの?」





俊ちゃんはそう言われる事を全く予想していなかったのか、

驚いたような表情



そして、どう答えようか、
目が泳いでいる



嘘を付くか、どうか――




俊ちゃんの反応だけで、もう充分



亮ちゃんの言っていた事は、本当なんだ





「なんで、俊ちゃんはあの時私の両親に自分がやったって言ったのよ!

私もハッキリとその時の状況を覚えて無かったから偉そうに言えないけど。

それに、私もお腹の子が俊ちゃんの子供じゃない事を、言わなくて…。

なんで、全部俊ちゃん一人が悪くなるような事言うの…」




“――はい。
俺の子です――”


“――俺が英梨のお腹を蹴って、流産させました――”



それを聞いた私の両親や、
俊ちゃん達の両親は俊ちゃんを責めた




お腹の子供は俊ちゃんの子供じゃなくて、

流産させたのが俊ちゃんじゃないのならば



俊ちゃんは、責めらる理由なんて何1つないのに




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