LOVEFATE~理由~
「じゃあ、コーヒーがいいかな?
そっちの甘いの」
昔のように、そうやって俊ちゃんに甘えてしまう
「分かった。
ホットでいいよな。
俺も同じのでいいや」
俊ちゃんはそう言って、
ブルージーンズのポケットから長財布を取り出した
その長財布は、
3年前に私が俊ちゃんの誕生日にプレゼントしたもの
その長財布を買ったショップの店員さんが言っていたように、
使い込む程革がいい感じになっている
「はい、英梨」
俊ちゃんはその缶コーヒーを、
私に手渡した
それは、温かいってより、
熱い
「ありがとう」
私はプルタブを開け、
コーヒーに口を付けた