LOVEFATE~理由~

「蘭子は、その事も、英梨達のおじさんに兄貴が全部話した事も、けっこう前から知ってたみたい。

それも、俺は夕食会の時知ったんだけど」



「そう」



再会してから蘭子ちゃんに三度会ったが、

それを知っているようには感じ無かった



そう見えるって事は、

もう蘭子ちゃんはその事で心の整理が完全に出来ているのだろう





「復縁して暫くしてから、
兄貴に英梨の腹を蹴ったって打ち明けられた時の蘭子、
兄貴とまた別れるって騒いでたらしいよ」


え?、と思い俊ちゃんを見るが、

それを聞いて不安になっている私とは違い、
俊ちゃんは笑っている





「そんな蘭子に、兄貴が必死に別れたくないって何度も言って…。

ま、この辺りは、俺よりも蘭子に聞けばいいよ。

俺も何回も聞かされたから」



「色々、意外」



あれだけ、蘭子ちゃんは亮ちゃんが好きだったのに


亮ちゃんよりも、私の事をそうやって思ってくれていて



そして、あの亮ちゃんの方が、

そうやって必死に蘭子ちゃんを繋ぎ止めたんだ






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