LOVEFATE~理由~
「私は俊ちゃんの妹なんかじゃない。
私が大人になったら、
俊ちゃん結婚してくれるって言ってたじゃない!」
小さな頃に交わした
その約束
私が小学生になると、
異性を意識し出して恥ずかしくて、
そんな事は口に出さなくなっていた
なので、それを俊ちゃんに言ったのは、
6年振りくらい
「え?
ああ。
ガキの頃の約束だろ?
急になに?」
「急になに、ってなによ。
俊ちゃんは忘れてんの?」
「つーか、約束ってより、
英梨が俺に
“俊ちゃん大きくなったら結婚しよう”って言うから、
うん、って頷いてただけで」
あれ?そうだっけ?
けど、頷いたなら、
約束したって事だもん
「じゃあ、それって嫌々頷いてたわけ?」
怒ったように声を荒げてしまうけど、
胸がズキズキと痛くて今にも泣き出してしまいそう