LOVEFATE~理由~
「え?
もしかして、英梨は俺の事マジで好きなわけ?」
もう、嫌!!
俊ちゃんって、
なんでこんなに鈍いのだろうか?
もう、腹が立つし、
哀しくなって来る
自然と俊ちゃんの足も私の足も止まり、
答えを待つように俊ちゃんは私の顔を見ている
目が合って、凄くドキドキとしてしまう
「――子供の時から、
そう言ってるじゃん。
俊ちゃんが好きだって」
ただ、結婚の約束の事と同じように、
異性を意識し始めたくらいからは、
“好き”の言葉を口に出す事は無かった
けど、その分態度で示して来たつもり
毎年のバレンタインデーだって、
亮ちゃんよりも俊ちゃんには高いチョコレートをあげていたし
ずっと、“俊ちゃん”とその周りをまとわりついていたのに
ずっと、心の中で俊ちゃん好きだって、言ってた