色の雫 - The seven colors -
ヴォルトがアッシュのもとへと駆け寄る。

「あぁ……なんとかな……」

しかし幸いにもアッシュは軽症。おそらく受け身をとったからであろう。そんなアッシュを気遣いながらもフレイモンドを倒そうと考えるヴォルト。

「うーん……正面から攻撃してもアイツに防がれるから……」 

キィャァ―ッ!!

「……え?」

フレイモンドが攻撃の構えをしていた。左手に拳を作って今にもヴォルト向けて振り下ろしそうだ。その拳にはありえない大きさの炎を纏っていた。勢いももちろんあるのだが、それ依然に、巨大な拳から炎がでる。それだけで充分に威圧感や圧倒的優勢感、そういったものが感じられる。

「あ、危ないッ!!」

フレイモンドの攻撃の構えに気づいたアッシュは倒れたままヴォルトを蹴り飛ばし、そして、

ドゴォン!!

フレイモンドの炎の拳がアッシュのいた場所に向かって真っ直ぐに振り下ろされた。

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