ただあなたに逢いたくて



ミーンミンミン


みんなと遊ぶ予定がない日女の子がいた噴水の場所に行った。


「いるかなー?」

ん?

なんだ?

あれ?


女の子が座っていたベンチの方に違う小学校の男子が集まっていた。

あいつら、同じぐらいの年だ。


みんなで休憩してんのか?

にしてはみんなで一点に目が集中しすぎた。



俺は見逃さなかった。

男子の間からスカートの端が見えた。


あの女の子だ!

俺は顔も見てないのにあの子だと直感にそう思った。


「おい!なにやってんだ!」

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