ただあなたに逢いたくて



俺がリーダーっぽいやつの肩を掴んだ。

「なんだよ。って泉じゃねぇか。よっ!」

こいつら隣のクラスのやつらだ。
てか、よ!じゃねーよ。

「なに数人で女の子いじめてんだよ!おまえら恥ずかしくないのかよ!」

そいつは顔を真っ赤にしながらどっかに走ってった。

ほかのやつらもあいつに逆らえずにいるのかあいつの後を追いかけて行った。


女の子がベンチの近くに散らばっている紙を必死に拾っていた。

ベンチには分厚い本が置いてあった。

もしかしてあいつらに本の紙を破られたのか?

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