ワケあり!?社内恋愛
 
「亜由美さん!とりあえず、ちょっと待っててください!!」
《え?》
「話したいこと、いーっぱいありますから!!」
《えー。そんなの旅行から帰ってきてから聞くよー》
「ダメです。それに突然休まれたら、仕事だって困るんですよ!?」
《それは分かってるけどー》


まるで小学生のように、ぶつぶつと文句を垂れている27歳。


「いいですか!絶対にまだ行かないでくださいよ!!
 勝手に一人で行ったら、絶交ですからね!!」

《小学生かよ》

「あなたがね!」


なんてやりとりをして、ひとまず電話を切ることにした。




あたしはバカかもしれない。

こんなにも一途に……たとえ世間では間違ってる、っていう道を突き進んでいたのに……

それでも……



《……はい》

「那月さん……。

 今すぐ、東京駅に来てください」



こんな時、自分よりも相手を優先してしまいたいと思ってしまう。
 
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