変わりゆく華たち 第一幕 散ル華

零番組





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あの試合らしきものが行われた翌日、
零番組の顔合わせの為道場にいる。


人数は俺を合わせ六人。
それぞれ防具を身につけ面と竹刀をもっている。

取り敢えず最初は自己紹介からでもするか。
名前も覚えておかなくてはならない奴もいるからな。



「知っているとは思うが俺は神崎伊織。
無理に仲良くしてこなくて結構だ」



合わない奴と仲良くする気は無いからな。



「じゃあ俺からいくか。
元一番組 霧島日向(キリシマヒュウガ)。よろしくな」



「元三番組 月詠彰(ツキヨミアキラ)です。よろしくお願いします」



霧島日向に月詠彰、か……。


二人の自己紹介が終わった後、右回りに挨拶が廻っていった。


月詠…の隣に立っていたのは
元八番組の市村鉄之助(イチムラテツノスケ)。

その隣が元一番組の佐々木愛次郎(ササキアイジロウ)。

そして最後が元二番組の山野八十八(ヤマノヤソハチ)。
昨日主に迷惑をかけてきた奴の一人。



以上五人がこれから零番組として働いていく奴らだ。



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