Crescent
会社に行くと、一番に友香に両手を合わせながら謝られた。
「琴音、昨日はごめん!」
「いいよ。
友香が悪いんじゃないし。
心配してくれたんでしょ?」
「…琴音と隼人さんはずっとこのまま別れないって思ってたから。
話しを聞いた時はビックリしたよ。
二人が別れちゃったら寂しいっていうか。
私達と隼人さんと琴音と四人で居ると楽しかったから……。でも良く考えたら余計な口出しだったよね」
「隼人が別れないなんて言ってくるわけないと思うけど、もしそう言われても無理だと思う。
私はもう隼人を好きになれないし、信じられない。
だから元に戻る事はないと思うよ」
「…そう、琴音が決めちゃっているなら私はもう何も言わないよ」
友香は私の気持ちを分かってくれたみたいだった。