初めての恋に溺れる人魚~my first love~
「あ、の……っ」
「何?」
「つ、月島先輩、芹沢先輩達が待っているんじゃ……」
「大丈夫。俺の家で集まるのは午後だから」
「ご、午後……?」
「じゃあ俺、腹減ってきたからその辺で食ってるから。また後でな」
そう言うと、さっさと店内から出て行ってしまう月島先輩。
「え……?え……?」
どういう事?今から何が……??
おそるおそる振り返ると、
「じゃあ、始めましょうか」
ユリさんが、にっこりと微笑んで立っていた。