初めての恋に溺れる人魚~my first love~
「いやー、可愛いね~!この間、遊んだモデルよりも可愛いね、マジで可愛い!」
「ありがとう……ございます……」
あまりにも芹沢先輩が〝可愛い”を連発してくれるものだから、また頬が熱くなって照れてしまう。
「あれ?海音ちゃん、カラコン入れてる?」
「いえ、地です……」
「へぇ~綺麗な瞳の色だね~眼鏡してたから気付かなかったなぁ。ハーフか何か?」
「いちおう、クウォーターみたいで……」
そう言うと、
「……!?」
いきなり芹沢先輩が私の肩に手を回して来た。しかも、
「いや~ホントに可愛い!どう?俺の彼女になってみない?」
なんて言ってる……!!