初めての恋に溺れる人魚~my first love~
笑っちゃいけないんだけど、だめ。二人のやり取りが面白くて笑ってしまう。
「響も陽も低レベルな言い争いするなよ。海音ちゃんが呆れてるぞ」
ドラムのスティックをくるくると回しながら、溜息をつく小栗先輩。
「いえっ、私は呆れては―…」
「こいつらの相手はマジで大変だから、面倒になったら適当にスルーしてていいからね」
「いえいえ、そんな……っ」
先輩達は近寄りがたい人たちって思ってたから、こんな一面を見ると確かにリアクションに困る部分はあるけど、間近で見れて嬉しいなって思う。
と、
「よし、じゃあ次は海音ちゃんも入れて通しますかー!」
そんな芹沢先輩の声に、
〝来たっ!!”
と一気に緊張が走る。