初めての恋に溺れる人魚~my first love~
ドキッと大きな胸の鼓動を感じる。
昨日の海辺でのこと、覚えているかな……?
聞いてみたい気持ちはあるけど、〝覚えてない”って冷たく言われそうだし話しかける勇気なんてない。
それに―…
聞かなくてもわかる。
こんな地味な女の事なんて覚えてくれてるハズがない。
上履きの色をみると、さっきの怖い三年男子と同じ緑色。
ということは三年生。三人とも同じ色の上履きだ。
まさか昨日の彼が同じ学校で、こんなに人気がある人だなんて思わなかったし全然知らなかった。
海辺でのコトは、やっぱり聞けない。
だって、また会えただけで十分だよね。
それだけで十分だって思ってたもの。