自由奔放な恋愛達
2005年12月

実家に帰ってきてしばらくたった。

またキャバ嬢に戻った。
昔のお客様達は覚えていてくれて温かく迎え入れてくれた。

「愛ちゃんが戻ってきてくれて嬉しいよ」

お客様達も店長もみんなそう言ってくれた。

「愛ちゃん、今年のバースデーパーティーどうする？」

「今年もやりますよ。私には結婚なんて向いてなかったみたいです」笑


バースデーパーティー当日。

たくさんのお客様がきてくれた。たくさんの花の数々。
シャンパンは何本も空いたし、シャンパンタワーや物を受け取らないあたしに、
フルーツのタワーまでしてくれた。

すごい高くてびっくりしたのを覚えてる。

こんなに嬉しいと心から思ったのは本当に久しぶりだった。

あたしの居場所はここにしかないのだと思ったらちょっと悲しくなったけど。




しばらくして翔ちゃんからメールがきた。

「話がしたいから家にきて欲しい」

と。

別れたのだろうか。
離婚したいとのことだろうか。

うちの怖い親のいる家では話にくいのだろう。
どちらにしても会いに行く事にした。

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