タヌキな騎士と選ばれし花嫁の・・・「愛は世界を救うんです!」
悲鳴を上げた。


嫌悪感、悔しさ。悲しさ。


あのとき感じた全ての感情が、一斉にあたしの心を覆い尽くした。


記憶がよみがえる。

同化していく。


ただの、道具として扱われた


意思も、権利も、なにもかもを否定された


あの

あの

あの、人間として扱われない


絶望の瞬間。


必死に抵抗した。


可能な限り両手両足をバタつかせ、抵抗の意思を表した。


ブランはあたしの拒絶を受け、ますますあたしを強引に抑え込もうとする。


あの時の、バカだんなのように。


「やめて! イヤ! イヤ! イヤ!」

「ミアン! 抵抗するなよ! お前は・・・」


狂おしい声で、ブランが叫んだ。


「お前はオレの嫁なんだから!」


あたしの両目がカッと見開かれる。

その、その言葉は・・・・・・


『抵抗したって無駄だ。どうせお前は俺の奴隷なんだから』


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